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明日からの熊本復興支援について。

明日、8/27,28と復興支援として熊本に行きます。向かう前に、自分の気持ちを書き留めておこうと思ったので、ブログを書きます。
4/14。僕が新社会人として働き始めて2週間が経った頃、あの大きすぎる余震が起きました。

その日は、仕事終わりにI7Sのシンノスケさんにご飯に連れて行ってもらっていて、社会人になって思ったことや、これからの展望を沢山話して、帰路に着いてから地震のことを知りました。

僕は、東日本大震災が起きたころは高校2年で、まず財力がなく、すぐさま被災地へボランティアに行くこともできませんでした。

そもそも、なぜそんな復興支援にこだわるのか、ってところですが、僕は1歳のころ、大阪の豊中というところで生活していて、そこで阪神淡路大震災に遭いました。
近隣の建物も含め、結構被害が大きい場所で、記憶はないものの、家族から何度も何度もその頃の話を聞かされました。
ただ、正直言って映像も古いし、写真じゃ荒れ果てた土地が写っているだけで映画に見えるし、現実味を帯びていませんでした。
それが、東北の震災で全てが変わったんです。

自分達の土地で、津波はないものの同じことが起きたこと、そして助けてもらっていたこと。

僕は、日常的に仲のいい人ならお分かりかと思いますが、基本的に聖人的な性格とは程遠い方にいますし、なんなら人がドブに入ったら笑ってしまうタイプの人間です。

でもこのとき、とても感覚的な言葉になるんですが、本当に全ての考えが変わったんです。
ありとあらゆる映像を見て、何が起きてるか調べて行く中で、お金がある人は寄付を、時間がある人は現地へいくべきだ。俺は後者だ。そう思いました。

そんな意識を持ちつつ、残りの高校生活を過ごしました。
そして大学生になって、時間とお金にある程度余裕が出来てからは頻繁に通いました。
が、すぐさま行けなかったという負い目はずっとどこかに感じていて、別に褒められるためにやっているわけじゃないんですけど、快く褒めてくれた方にも、「速攻行けたわけじゃないので」と、ずっと答えていました。

もっと素早く的確に動いていた方は沢山いて、僕はその人たちの背中をずっと見てきたからできたんです。

だから、今度何かが起きたら、必要としているところを見つけて、いち早く自分先頭に立って旗を振り、力になりたいとずっと思っていました。
しかし、新社会人デビューして2週間。

その日は来てしまいました。今の自分には有給もない、ということは時間もない。就いた職を速攻投げ出してまでいく度胸もない。

それが本当に情けなくて悔しくて、日々増えていく犠牲者を見て、頼むからこれ以上増えないでくれと思っていましたが、結局90人近い方々が亡くなられてしまいました。

余震当日の夜は0人で、増えないで欲しいと願いながら寝たのを覚えています。

亡くなってしまった方々に、心からご冥福をお祈り申し上げます。
とにかくできることはしよう、と仕事終わりに物資を送るサポートはしてみたけれど、現地が求めているのは物資ではない。

その時点で、今回もすぐには叶わないと思いながらも、やっぱり現地へ行くしかないと思いました。

ちょうどFIGHT BACKのリーダーであるソウタさんも同じ思いで、今回はチームFIGHT BACKとして熊本へ向かいます。

堅いことを長々と書いてしまいましたが、僕はこういう気持ちをしっかり持った上で、まず自分が楽しんで現地へ行こうと思っています。
僕らにできることは決して大きいことじゃない。

東北へ行ったとき、被災地の方へ恐る恐る聞いた今一番欲しいものは?という質問。

帰ってきた答えは「家」。
どうにもできない。
でも、続けて「笑顔、癒される時間が欲しい」と答えてくれました。

万が一、家を与えられるとすれば、それは企業ぐるみで「慈善事業もやってますよ!」というアピールをしたいどこぞの大企業くらいでしょう。

ただ、その支援に、、、きっと担当されている方の強い思いとかはあるでしょうが、実際に形になるとき、その思いが被災された方に届くのかはわかりません。

人の数が増えれば増えるほど、一個人の熱量は冷めていくものだと思っています。

それに比べ、家は建てられないけど、僕たちには、人に負けないそれなりの熱量と気持ちがある。向こうの人たちの1番欲しいものではないでしょうけど、「笑顔、癒される時間」くらいは作ることができる。
(補足すると、これは大きな団体をディスっているわけではなく、自分がやるならこっちだな、というだけです。個人が動きやすいなら個人で、団体が動きやすいなら団体で、というだけで、本当に素晴らしい支援をされている団体も沢山おられます。)

最初は、「自分たちだからできる支援」として考えて、思いついた「オリジナルTシャツ製作体験」。

子供達に、チャリティグッズの利益でTシャツを買って、僕とソウタさんが描いたデザインから好きなものを選んでもらい、一緒にプリントしてできたTシャツをプレゼントするという、完全無料のワークショップイベント。
来てくれた子供達が喜ぶ姿を想像していると、僕たちにできることは精神的な支援、心の支援だと気づいたんです。

小さな小さな支援ではありますが、そういう経緯で打ち立てたのが、今回のPEACE OF MIND、意味は心の平和。
初日は、誰よりも自分が楽しんで、その楽しさを向こうの人たちに伝染させまくってきます。

2日目は、色んなところを見て回って、魅力的な場所やしっかりと見ておかなければいけない場所へ行って、沢山の思いを持ち帰ってきますので、頭の片隅に置いといてやってください。

自分も復興支援に行かなければ!とか、押し付けるようなことではなく、単純に「あれ、行ってもいいかも?」と思えるような何かを掴んで帰ってこれたらなと思います。たとえ誰か1人でも、続いてくれたら本当に嬉しいです。

しばらくはSNSにもよく投稿するかと思いますが、よろしくお願いします。
、、、ここまで、一応の意志表示としいる堅っ苦しく真面目なことを書いてしまいました。

上に書いたことは全て本音です。が、よくよく考えていただければ、僕はしっかりとした意識の高い人のような、崇高な素晴らしい思いは持ち合わせていないんです。熱量は比べ物にならないほど持ってると思いますが…。
実際、彼らが言うような、「○○○だからこうすべきだ!」みたいな〜すべき理論は、初回の東北に忘れて帰ってきました。
もちろん復興支援で行っているということは忘れてはなりませんが、向こうにいる間、四六時中考え続けても気持ちが暗くなって、疲弊するだけです。
しっかり色んなところを見て、ときには景色に感動して、感じたことをしっかり覚えて、持ち帰って考えることで色々見えてくるものだと思います。

まぁ、そんなことを考えてる時点で、ちょっと人として失格なのかもしれませんが、向こうの人たちの人の明るさや温かさに触れることで、逆に元気づけられてしまうんですから、そこでウジウジ悩んでいる方が失礼だと思うのです。

このように、他のボランティアさんとは少し考え方も違いますが、何が1番違うかというと、そもそも僕は好きなことをしに行くだけなんです。

そもそも、いわゆるボランティアと言えば、荒れた大地を整地したり、荷物を運んで片付けたり、といった力仕事がほとんどを占めます。

最初の頃は物資をひたすら運んでましたのでこれに近かったです。

ただ、明日僕たちがやることのメインは、STHさん協力のもと開かれるけん玉体験と、Tシャツ作りのワークショップです。180度違います。

私事になりますが、僕は単にデザインやイラストを描くのが好きで、それを見て人が喜んでくれるのが嬉しかっただけでした。
自分のデザインが人の生活のどこかにいることにとても幸せを感じるんです。
ちょっと気持ち悪いですが、あげたプレゼントをずっと使ってくれたら嬉しいじゃないですか?そういう気持ちです。

どこかに置いてくれるだけでも十分幸せなのに、服とかだと喜んで着て生活してくれる人がいる。こんな幸せなことはありません。まさにWIN-WINの関係です。
そして、ボランティアで物資を運びながら感じたこと、「これをチャリティTシャツとすることで、ここにいる被災地の方も喜ばせることができる。WIN-WIN-WINかもしれない。」

そうして突発的に始めたのが、色んなことを巻き込んで今回はワークショップというスタイルで、形になろうとしています。

復興支援やボランティアというと、大そうなことをしているように一見見えますが、僕みたいに自分のためにやっていることが、延いては人のためになるパターンが他にもきっとあります。

何かきっかけがあれば、あなたのやりたいことで、得意なことで、被災地の方のサポートができるかもしれません。
もしお時間があれば、少し考えていただければと思います。
僕なんかでよかったら、いくらでも相談にのります。アイデアだけは人一倍出てきますので、お気軽に!!(現実性は低め)

そして最後に。
僕たちのやっているこのサポートは、作ったモノを買ってくれる方がいて初めて成り立ちます。
それを忘れず、しっかりと胸に留めて子供たちを元気にしてきます。
また、報告のブログを書きます。
長い文章を読んでくださり、本当にありがとうございました!!